回答編 3

拡張性能編


ズームとは何ですか

一般的には「光学ズーム」を指している。
「連続調節可能なレンズ」のことで、下に説明する「ワイド」から「テレ」までをカバーするものや、標準から望遠領域までのもの、標準から広角領域までのものといろいろなバリエーションがある。
基本的には「連続可変」が標準だが、あらかじめ設定されたポイントにしか設定できないものもある。(確かに動きは連続であるが…)

遠いところの被写体を撮影する場合に威力を発揮する。ある一定以上近づけない場合などには非常に重宝するので、撮影のバリエーションが広がる。
レンズの表記の上では、mm数の大きいレンズがそれに該当する。35mmフィルムのカメラを基準にして、標準は50mmとされている。

デジカメの場合はズームが付いていないものが多い。また付いていても、連続ズームではなく切り替えタイプが多いので少々難儀する場合もあるが、無いよりはマシ。
最近はデジカメメーカーまたはそれ以外のメーカーからデジカメ本体のレンズ部にかぶせて使用するオプションレンズが発売されていたりするので、対応するレンズが発売されている機種を持っている方は要チェックだ。

スイッチ等で切り替えるタイプのもの(例えば35mmと70mm等の切り替え等)は一般的にはズームではないのだが、ズームと表現されることもあるのでその辺はしっかりと見ておこう。

デジタルズームとは何ですか

光学ズームに対する言葉で、電子的に画像を大きくしたりするもの。これは標準に対してどのくらい画像を大きくできるかということしか出来ないので、テレ領域でのズームと言うことになる。

フォトレタッチソフトで画像を大きくするのと同様に、1つの画素を縦横をn倍に広げることによってn倍のズームを得る。例えば2倍ズームは1画素を4画素分に、3倍ズームは1画素を9画素分にするという動作を行っている。
このような原理に基づいているため、厳密な意味ではズームではない。が、画像を大きく見せる1つの方法ではある。
もちろん、光学ズームの2倍とデジタルズーム2倍は画質が全然違い、後者が荒く感じられる画像となる。

マクロ撮影ってどういう撮影方法ですか

いわゆる「近接撮影」の事である。近づいて被写体を撮影するため、小さなものを大きく撮影することができる。
最近のデジカメはマクロモードを備えたものが多く、中には被写体からレンズまで1cmの距離をカバーするものもある。蟻の撮影にはもってこいかも知れない(笑)

ワイドとは何ですか (テレとは何ですか)

「広角撮影」を指すものである。
風景撮影等の出来るだけ広い範囲を撮影したい場合に威力を発揮する。広い範囲を撮影するためには、単純に後ろに下がって撮影すれば良いのだが、部屋の中であるとか、後ろが崖であるとかでそれ以上下がれない場合も多々ある。
レンズの表記の上では、mm数の小さいレンズがそれに該当する。35mmフィルムのカメラを基準にして、標準は50mmとされている。

どちらかといえば、デジカメはワイド系のレンズを搭載するものが多い。これは、単純にコンバーターレンズ等のオプションが少ないことに起因していることが多いためでは無いかと推測される。
最近はデジカメメーカーまたはそれ以外のメーカーからデジカメ本体のレンズ部にかぶせて使用するワイドコンバーターレンズが発売されていたりするので、対応するレンズが発売されている機種を持っている方は要チェックだ。

反意語として「テレ」(望遠)がある。

セルフタイマー機能を使いたいのですか

コンパクトカメラや一眼レフカメラにはほぼ標準装備だが、デジカメの場合はまだ付いていないものも多い。
どうしても必要な場合は、事前に確認して購入する必要がある。



Return to ...

デジパラ/デジタルカメラ写真館 「よくある質問と回答」へ
デジタルカメラ写真館の「写真室」へ
デジタルカメラ写真館 Home Page へ

Initial Edition 97/02/04 01:45
Last Edition 97/02/23 00:15