使用感レポート

OLYMPUS C-800L　1996/12/14 更新

Reported by 渡辺氏　[email protected]

オリンパスC-800Lを購入しましたので報告を。

• 通常機種に比べるとやや大きく、重いのですが使い勝手は良好です。
  
• 画質はやや青い感じですが、デジカメの傾向として画素数が多くなるとこの傾向は少なかれあるようです。
  
• ファインモードではなかなか良好な画質でスナップ写真にも耐えられますが、通常モードでは圧縮による歪みが生じるようです。
  
• 風景写真はまずまずです。フラッシュはかなり強力ですが３ｍも離れると暗く感じますし、ぶれも気になりますが、まあこれもISO50相当と言うことですからしかたのないところかもしれません。
  
• 画像転送は思ったよりも速く、気にはなりません。
  
• メモリーカードが使えないとのことですが、
  
  

  ファインモード　　３０枚
  通常モード　　　１２０枚

  
  はかなり十分な量ですし、旅行などでは普通のカメラも持って行くでしょうから、記憶容量に不満はありません。
  逆にコストが上がることを考えますと、賢明な選択と感じました。
  
• 電池は液晶を頻回に使用するとかなり消耗しますが、通常では８０枚くらい撮影可能です。フラッシュも併用してです。
  

医学用に内視鏡で摘出した標本を記録しようと考え購入したのですが、超接写ができず、１〜２ｃｍの大きさのものを撮影するのは不適でした。リコーの製品は可能ですので失敗したなあと思っています。
ほかにコピー代わりにも使用していますが、新聞原稿はフォーカスをきちんと合う距離からの撮影では判読できません。ぼけてもいいところまで近接すれば読めることは読めます。

　　　　　　　　　１２月６日　　　　渡辺　　　　　　　　　　[email protected]

（注：一部改行位置、箇条書き化等、手を加えています。文章には手を加えていません。）

コメント

• 大きいですか・・・
  
  PowerShot600はそれを上回った大きさですから、少々は大丈夫(?)でしょう。( 笑)
  けど、モックを触った感じではC-800Lの方が重かった記憶があります。（ということは中身が少ないのか！？(爆笑)）
  ただ、PowerShot600の場合はバッテリーの大きさ（SUM3 x6）や、PCMCIAのHDD を実装するとそこそこにはなりますね。
  
  
• 青っぽい画像
  
  どうしても宿命なのか青くなりがちですね。
  ビデオでもそうですが、CCDは赤と青の感度の違いにより赤には弱くなっているのでその補色の青が強くでてしまうのでしょう。
  いずれにしても、青の出方等は癖があるでしょうから、レタッチソフト等で補正の癖をつかめばどうってことはないですね。
  
  
• 画質
  
  ファインモードはどのメーカーでも力が入っている部分だと思います。一番そのデジカメの画像の良さを引き出せますから。
  しかし、一般にいうノーマルモード等ではどうしても画像を圧縮する必要がありますから、画質が低下するのも致し方ないものかとは思われます。
  ただ、上のレポートでは「歪み」という表現になっていますが、これは画像の画素が荒くなるためですから、厳密な意味での歪みではないと思います。（例えば直線が弧になる等ではありません・・・）
  
  
• フラッシュ
  
  デジカメのフラッシュはどうしてもコンパクトカメラ並ですから、あまり大きな効果は期待できないのは仕方ないですね。
  かといって、一眼レフのような大きなフラッシュが付けられるわけでもないので、使い方も限定されてくるかも知れません。
  
  
• 転送速度
  
  115.2kの速度が出ればあまり気にはならないかも知れませんね。ただし、この速度はパソコン本体の性能にも少々影響を受けますので、最悪57.6kないしは38.4k になることは覚悟しておく必要がある人もいることでしょう。
  
  ただ、いずれにしてもいわゆる「いらち（気の短い人）」は115.2kでも遅く感じるでしょう。そんな人はPCMCIAカードで転送するのがベストではありますね。
  
  
• メモリーカード
  
  確かにファインで３０枚ならば十分であるとは言えます。要は使い方なので、旅行等でも銀塩カメラと併用するなら何も問題はないと思います。
  ただ、旅行ということでできる限り荷物を減らしたい場合にカメラ２台というのも非現実的ではないかとも思うので、デジカメ１本に絞るとすると役不足ということになってしまいますが。
  
  
• バッテリー持続時間
  
  フラッシュ併用で８０枚程度というのは、パソコンへの転送時間も含めたものかどうかが判りませんが、十分と考えられますね。
  
  
• 超接写
  
  確かに１〜２ｃｍの接写ができるのは機種が限定されますもんね。
  代表格では Ricoh DC-2 シリーズがあり、１ｃｍまでのＡＦが可能です。これだと「アリさん博物館」もできますね。（実はこれを実際にやってみたいんです( 笑)）
  
  
• コピー代わり
  
  これの代表格はやはり PowerShot 600 ではないでしょうか。このために白黒モードを備えています。会社等では、資料の保存に使えそうなくらいのクオリティはあります。
  ただし、どの機種でもＯＣＲに使うにはまだまだ解像度が低く、実用的ではないかも知れません。
  
  

お問い合わせ、文句等は、 masterあっとyshouse.com までどうぞ。

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